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コンピュータが走る事に介入しない最後の時代が1990年代の終わりあたり

1993年以降は、それ以外のいろんな装備にコンピュータが入ってきた
従って壊れた場合はアッセンブリー交換となり、修理代の請求書に付く 0 の数は増え、メカニックの育ちにくい時代になっていった

私は、一台のクルマに永く乗りたい
だから 新しくても、1993年までの旧車達が お気に入りなのである


初めて自分のクルマとして頑張って手にした BMW 2002 は、25歳の時に買った
この時 出会ったのが、512BBのオーナー 中村さんである (笑)

1975年に造られた、シルバーのオートマチック
その後、1994年頃に ’75 02tii と '75 02 4F Manual を浜松在住のヤマハ発動機にお勤めのマニアの方から購入

お気に入りの 02 は、3台になってしまったのである (笑)


この頃、仕事で長距離を移動するのに、アン・ルイスと同じ 三角窓の開く '91 Jeep Cherokee Limited に乗っていた
色は、ソリッド・ブラック

このクルマは、4年で 100,000km を突破
トータルで 175,000km もの距離をお供してくれた

その間 大きなトラブルは、一度もなし
ひじょうに信頼性が高く、フランス車のような素晴らしい出来のレザー・シートがお気に入りだった

特に、長距離の高速巡行での移動には、当時の4WDの中ではベスト・チョイスだったと思う


Cherokee も相当速く走れるクルマだけど、たかだか 100ps しかない3速のZFのオートマチックを積んだ 02 の方が明らかに速かった

同じ灯りの仕事をする車好きの後輩 澤井くんに運転してもらって、鈴鹿に居た当時の主治医の所まで2台で走った事がある
私は、02 をドライブした

栗東のひとつ先の竜王まで名神 そこから1号線で鈴鹿峠を走り抜ける
ビデオに写っていた Cherokee の車内では、どないなってんねん 。。追いつかへん 。。という映像が残っていた (笑)

鈴鹿峠に入ると、水を得た魚 状態
圧倒的パフォーマンスで、02 は Cherokee を大きく引き離した

02 は、バランスがいい

見た目はボクシーな2ドア・セダン
しかし、走りはまるでライト・ウェイトのスポーツカーのようだった

この 02
今、見ると とても幅がせまくて小さなクルマに見える

ちょうど、同じ位の幅 同じ位の大きさ
それが、空冷のポルシェである


写真は、92年の964カレラ2
930と比べると、驚く程 モダンに進化したモデル

今のクルマと比べると、随分 見晴らしがいい
バックカメラなんて必要ないのだ

ドライビング・シートに収まると、フロント・フェンダーの峰が目に入る
まるで、セクシーな女性の脚のように。。

前から見ると、カエル顔
後ろから眺めると、女性のヒップラインのような、リア・ビュー

クルマは、よく女性に例えられるが、911 のデザインは、くびれた女性のボディ・ライン そのものである


私は、この造型が好きだ
どこから見ても、デザインが破綻していない

そして、美しい

全長は 424 cm、幅は 166 cm、高さは 131 cm
助手席に人が乗ると、まるで軽自動車のように距離が近い (笑)

この少し小さめで幅の狭いサイズ感こそが、ポルシェを着る と表現される所以である


1984年から1989年までの間に造られたのが、レギュラーのカタログ・モデルに 初めて Carrera というネーミングが冠された type 930
2ペダルのオートマチックなんて存在しない硬派なポルシェ

私は、930で鍛えられた
床から生える強いスプリングのクラッチ カミソリのようなレスポンスのエンジン 巨人に後ろから頭を掴まれるような強力無比なブレーキ

このクルマは、発進時 半クラッチを許してくれない
だから、クラッチだけ ゆっくりリリースして完全に繋がったらアクセルを踏むという技が要求される

しかも、エンジンは、この世のものとは思えない程のレスポンス
まず、普通の人には無理である

930 までのポルシェのオーナーは、尊敬に値した
仕事上で成功してるのは勿論の事、ドライビング・スキルがひじょうに高かった

幾つになっても、リーバイスとヘインズのTシャツが似合うような、素敵な大人達だった

スーパー・スポーツがやたら高額になった昨今、さほどクルマに造詣もないのに、成り上がって買ったフェラーリを物知り顔で語るような人種とは、明確に一線を画す 素敵なオーナー達だった

クルマ自体にも憧れたが、何より このオーナー達に憧れた


私はクルマ好きである
環境的にも恵まれてきた

クルマ好きなエンスージャストな年上の方に、随分と可愛がって貰った
なので、20歳の頃からポルシェをドライブする機会に恵まれていた

20代も後半になった頃から、頻繁にカレラに乗る機会を得る
そして、虜になっていったのである

カキーンという硬い金属音と共にドアが閉まり、左手でイグニッションを回し、エンジンに火を入れる
これだけ長きに渡ってドライブしてるのに、デートの日は、未だ 胸の鼓動が高まり ワクワクする

ほんと、魅力的なクルマなのである (笑)


そして、964 Carrera 2
930と比べると、格段に優しい乗り心地になって、エアコンが効いて、出来のいいティプトロニックという2ペダルまである

最初は、嫌いだった この type 964
あまりに 930 が好きだった私は、964 を受け入れられなかった

しかし、今では 大のお気に入り (笑)
964 は、昔と今を繋ぐ架け橋となる、貴重な最後のカエル顔のポルシェなのである

ガレージに、'89 の 930 と、'92 の 964 tip の2台 収めたい程である
今、56歳 65歳までこの2台でいって、縦目の280SLであがり だなんて素敵ではないか 。。

964に関しては、ティプトロニックがいい
それは、マニュアルで乗るのは 930の方が遥かに愉しいからだ

930とデートした日は、ぐっすり眠れる
まるで、ジムに行った後のように 。。

そこが、いい

回転の落ちも 930のあの早さが、いい
FLAT 6 の音に関しても、930の方が断然好きだ

だから、日常のアシに 964 tip
色は、グランプリ・ホワイト

930 は、私にとっての スペシャリテ
色は、スレート・グレイがいい

あと、これに ハーレーのスプリンガー・ソフテイルがあれば、文句なし (笑)


ま、こんな事をイメージしながらニンマリとする時間は、心に安らぎを与えてくれる


さてさて 。。

夢を叶える為に、今日も 頑張るとしますか 。。 (笑)

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